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2010年4月15日 (木)

遠近両用レンズのポイント。

当店でも良く聞く「細身のデザインが多いから遠近は作れないですよね」というお言葉。

その答えは、『作製出来ます!』

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遠近両用レンズでメガネを作成する場合、特に重要になってくるのが「アイポイント」と「累進帯長」。上の返答が断言ではないのが、この2つのポイントによって快適な眼鏡になるかどうかが決まってくるからなのです。

ちょっと難しい話になってきますが、まずは「アイポイント」からご説明しましょう!wink

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他にモデルがいなかったので、自分の目元を撮影してみましたcoldsweats01

着用モデルはS-800T、レンズ縦幅は26mmと比較的短め。この時、レンズ下端から黒目の中心(瞳孔)まで、どのくらいの高さになってくるかがまず重要です。この通常黒目が来る位置が『アイポイント』です。

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遠用度数と近用度数がどの位置に入るかがわかるアイポイントシールを貼って見ます。遠用ポイント(黒目部分)をしっかり合わせてみると……下に来る近用ポイントがほとんど抜けてしまっています!これでは遠くは見えても手元はほとんど見えません…sweat01

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こういった場合どうするかというと、写真の赤いシールの方をご覧ください。近用ポイントがレンズ内にしっかり入っていますよね。これは遠用度数と近用度数との距離(これを「累進帯長」と言います)の短いタイプの設計になるからなのです。ちなみにこの場合11mmのショートタイプです。

逆に紫のシールでは抜けてしまっています。こちらが14mmと一般的な累進帯長。実は遠近両用としては、累進帯長が長めの方が楽に使えます。ショートタイプだとロングタイプに比べて上下の度数変化が急になるのです。

これが『作製出来ます!』とはっきりしない理由なのです。

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たとえば、NPN-910にシールを貼って見ます。この場合は両方ともレンズ内に近用部が入っていますよね。この場合、青い方の設計の方が楽に使えます。若干近用ポイントが欠けていますが、2/3程度が収まっていれば問題ありません。

逆に赤い方の設計では、近用部がまったく欠けることなく収まりますので、遠くも手元もよりはっきりと見ることができます。ただし度数の変化は急ですので、より慣れが必要です。

狙っているフレームで遠近レンズを入れる…この辺は実際に着用して頂いてアイポイントをとらせていただくとより明確にお応えできます。「幅が狭いから作れない」という固定観念は一度取り払って頂いて、是非スタッフまでご相談下さい!

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このようにレンズ縦幅の長いBタイプを用意している品番もあります。上の方にあるO-21Tの写真では収まらなかった14mmタイプも、Bタイプならこの通りscissors

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